仕込み
梅酒を仕込んだ。
自分が主体的になって仕込んだのは人生初。
昨年のこの時期、緊急事態宣言が明け、母が青梅と氷砂糖と瓶を持ってやってきた。
「なかなか来れないから梅ジュースあんた作んなさい!」
自分でしてみると案外簡単だった。
昔から手伝いだけはしてたはずなのに。
今年。
梅ジュースよりやっぱり梅酒だなと。
主人は梅干しが嫌い。あと果物が嫌い。
きっと独占できるだろうと思いつつ聞いてみた。
「梅酒を仕込もうと思うんだけどあなた飲む?」
答えはなんとYES。
主人と出会ってからもうすぐ13年。衝撃的だった。
ルンルンしてたのに独占計画はあっけなく なくなった。
梅と氷砂糖とホワイトリカーを調達して、仕込みをした。
仕込み終わって「いつ飲めるの?」と聞いてくる主人。
9月頃からと伝えると、(なかなか飲めないなぁ)と言わんばかりの空気。
ね、狙われている……。
我が家のお酒の消費量から言って、仕込み量が絶対的にたりていないことにこの時点で気がついた。
けれど今年は初めてのこと。
不備はあるかもしれないけれど、それさえ楽しみながらこのまま経過を見守ろう。
営業企画部 小木曽