どんぐり
我が家の目の前にある公園にはたくさんのなら・かし・しいの木が植えられていて、10月~11月にかけて無数のどんぐりが実をつけます。毎朝散歩をしているとザクッ、ザクッと音がするほどあたり一面に転がっています。
息子が小さい頃、毎日のように拾っては家の庭先に放っておくので、そのうちに芽を出し根が張り、今では立派な木に成長してしまいました。
なのでやたらに拾ってくるものではないと思いつつ、たくさん落ちているのを見るとどうしても拾いたくなってしまうのはヒトとしての本能なのか、この秋は息子と2人で拾った昔を思い出しつつレジ袋いっぱいに集めてしまいました。
どうすんのこれ・・・・・・・??
・・・ということで、奈良のシカに食べてもらうことにしました。
奈良公園のシカは有名ですが、餌となるどんぐりを募集していることをご存知でしょうか?
拾ったどんぐりは簡単に水洗いし、日陰で4~5日乾燥させます。
乾燥させている間に、どんぐりを食い破って中から虫の幼虫が出てきますのでこれらも除外してできるだけきれいにします。(奈良公園ではそこまで要求していませんが、ちょっとした心くばり)
その後ダンボールにつめて発送します。
数日後、お礼の手紙とともに「ドングリ受領証」なるものが送られてきまして、これがまたなんともほんわかした気分にしてくれます。
シカのお腹を満たしつつ、”拾いたいっ!”という自分自身の本能の欲求も満たされ大満足のどんぐり拾いでありました。
管理部 夏川